古澤社会保険労務士事務所｜東京都港区の社労士事務所｜人材力向上のための労務管理・教育研修はお任せください

労働保険や社会保険の保険料は、今年の4月から変わるのですか？

 

例年この時期に見直しが行われる労働保険や社会保険の保険料、さて来期からはどうなるのでしょうか。

 

○雇用保険率
平成27年度の雇用保険率は、26年度の率のまま、据え置きされることになりました。

 

○厚生年金保険料率・国民年金保険料
厚生年金の保険料率は毎年9月に変わるため、この4月からの変更はありません。
現時点で17.474％（一般の事業の場合）であるのが、今年9月になると17.828％となり、平成29年9月まで毎年、段階的に引き上げられることになっています。
なお、国民年金の保険料については、今年4月から15,590円と、これまで（15,250円）のものから引き上げられます。

 

○健康保険料率・介護保険料率
昨年末の衆議院の解散に伴って政府予算案の閣議決定が例年より遅れたことから、平成27年度の健康保険料率・介護保険料率の変更は2月下旬頃に決定する予定で、例年より1カ月遅れの4月分（5月納付分）から変更となる見通しとのことです。
介護保険料率については、従来の1.72％から1.58％への引き下げが見込まれているようですが、今後の正式発表にご留意ください。

 

※今期の賃金交渉でも賃上げの流れは継続か？などと巷では騒がれていますが、調べ物であちこちの資料を
引っ張り出すのは難儀です。そういうときは、さまざまデータが1冊にまとまっているデータ集をご活用ください。

 

『2015年版 賃金・人事データ総覧』http://www.amazon.co.jp/dp/4845252511/（Amazonの該当ページへ、ひとっ飛び）。