コラム
№49 屋外労働ではないとしても、熱中症にはご注意ください
カテゴリー:勝手に経営診断
2013年08月20日 9時15分
まだまだ注意が必要ですよ!
日本の最高気温が、また更新されました。高知県の江川崎で41℃を記録したそうで、お風呂なら“いい湯加減”なのでしょうが、近くの四万十川まで“いい湯加減”になっては、シャレになりません。
厚生労働省によれば、今年の職場における熱中症による死亡者数(速報値)は、7月末時点で15 名に達し、記録的猛暑であった平成22 年の死亡者数と同様の状況だそうです。
このような状況を踏まえ、8月以降の熱中症による労働災害の発生を防止するため、(建設業等の団体に対するものではありますが)熱中症予防対策について一層の取り組みを行うよう、厚生労働省は8月2日に「今夏の職場における熱中症予防対策の徹底について」なる通達を発出しています。そこに載っている事案概要を見ますと、「客室清掃作業中に、倒れ込み、宴会場で休憩していたが回復しなかったため、救急車で病院に運ばれたものの、その後死亡が確認された」(7月・12時台、ビルメンテナンス業)、「仕事を終えた後、会社の近くで倒れている所を通行人が発見、通報し救急搬送されたが、翌日死亡した」(7月・17時台金属製品製造業)などとあります。こうした事態に至った詳しい背景までは分かりませんが、どうやら屋外作業の話ばかりでもなさそうです。
高温多湿な場所での作業に限らず、通勤時などでも熱中症になることがあるでしょう。睡眠不足や体調不良、前日等の飲酒、朝食の未摂取等が熱中症の発症に影響を与えるおそれがあるそうですから、お互いに身体の状態を気にかけてあげることも大切でしょう。(屋内でも25°Cから、熱中症は報告されています、もちろん温度だけでなく、湿度や、被災者の体調も相まってのことです。)
ちなみに平成21年の「職場における熱中症の予防について」という通達の「健康管理について」の一節に、このようなことが書いてありました。
「感冒等による発熱、下痢等による脱水等は、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあること。また、皮下脂肪の厚い者も熱中症の発症に影響を与えるおそれがあることから、留意が必要であること」
・熱中症を防ごう!(厚生労働省のリーフレット)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/06/dl/h0616-1b.pdf
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