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コラム

№142 熱中症に注意する時期、その他の労働災害にも注意しましょう

カテゴリー:勝手に経営診断

2021年07月19日 10時36分

厚生労働省が公表した令和2年の労働災害発生状況によれば、労働災害による死亡者数は3年連続で過去最少である一方、近年増加傾向にある休業4日以上の死傷者数は、平成14年以降で過去最多になったようです。事故の型別では、特に死傷者数が最多の「転倒」と、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」で増加しています。

 

労働災害発生率(千人率)は男女ともに若年層と高年齢労働者で高いとされ、「転倒」については、高齢になるほど労働災害発生率が上昇しています。雇用者全体に占める60歳以上の高齢者の占める割合が18.0%(令和2年)という中、労働災害による休業4日以上の死傷者数に占める60歳以上の高齢者の占める割合が26.6%に達していることから、年齢の上昇に着目した対策として、転倒、墜落・転落が特に重要な課題と指摘されています。

 

高齢者は身体機能が低下すること等により、若い人たちと比べて労働災害の発生率が高く、休業も長期化しやすいことがわかっています。防ぐための対策としては、階段に手すりを設けたり、可能な限り通路の段差を解消したりといったハード面の対策のほか、パソコンを用いた情報機器作業では、照明や文字サイズの調整、必要な眼鏡の使用等により作業姿勢を確保するといったことが考えられるでしょう。

 

梅雨が明けて猛暑日が続くようになれば、熱中症の心配も出てきます。体力に自信がない人や仕事に慣れていない人を含めて、職場環境を改善する取り組みが重要であるほか、労働者や管理職に対する教育も必要です。

 

ちなみに、厚生労働省では、働く人の安全と健康について初めて学ぶ方向けのマンガ教材を公表しています。「高齢の方にマンガ??」という思いもあるかもしれませんが、この教材は業種ごとに作成されているため、高齢者同様に労災発生率が高い若い人向けに活用できるほか、英語や中国語だけでなく、タイ語やタガログ語(フィリピン)など各種言語の教材も用意されているため、外国人を雇う会社にも参考になると思います。

厚生労働省のマンガ教材サイト

 

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