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コラム

№172 ちょっとしたLINEやメールもNG?? 気に留めておこう“つながらない権利”

カテゴリー:勝手に経営診断

2024年02月20日 11時53分

大卒者の約3割が入社から3年の間に退職する、といった話を聞いたことがあるかもしれません。昨年10月に厚生労働省が公表した新規学卒就職者の離職状況によれば、就職後3年以内の離職率は、新規高校卒就職者が37.0%(前年度と比較して1.1ポイント上昇)、新規大学卒就職者が32.3%(同0.8ポイント上昇)とのことで、ここ10年を見てもその傾向に変わりはないようです。

 

ただ、働き方やキャリアに関する考え方が大きく変わってきている今、若者の離職・転職状況はこの割合以上ではないか、と感じる方もいるでしょう。

 

リクルートマネジメントソリューションズ社による「新人・若手の早期離職に関する実態調査」において、入社1~3年目(大学・大学院卒のみ)の正社員に対して「仕事で、このためなら労力をかけてもよいと思うものは何か」(最大二つまで)と聞いたところ、「プライベートの時間が確保できる、さらに充実させる」が24.4%で最多であり、「自分のやりたいことができる」(16.8%)、「自分が成長できる」(13.1%)よりも多かったそうです。この結果からしても、若い人たちがプライベートを重視する傾向が見て取れます。

 

また、在宅勤務やリモート勤務の機会が増えている中、連絡ツールとしてスマートフォンを利用するケースが増えていることと思います。ただ、業務上必要な内容であったとしても、帰宅後や休日などの勤務時間外にしばしば連絡が来ればストレスにもなり、“つながらない権利”として勤務時間外の連絡を拒否したくもなるでしょう。

 

“つながらない権利”がまだ日本で法制化されているわけではありません。「“つながらない権利”に関する調査2023」(連合調べ)での、「自身の職場では“勤務時間外の職場内の連絡(業務上の連絡)”についてルールがあるか」との問いをみても、「ある」と回答した雇用者は25.8%と約4分の1だったそうで、今のところは各人の意識に任せている様子です。しかしながら、プライベート時間の確保やさらなる充実を望む若者にあっては、こうした面への配慮のほか、場合によってはルール化を検討する必要もあるかもしれません。

 

 

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