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毎年、今ごろ改定される最低賃金。
今回も引き上げがなされますので、パート・アルバイトを雇っている会社の方などは要チェックです。

9月13日現在、山梨県の額が確定してはいないものの、
平成29年度の地域別最低賃金は全国加重平均額で848円と、
昨年度823円に対して25円引き上げられることになっています。
参考までに、関東1都6県における29年度地域別最低賃金額は、次のとおりです。

なお、事業場内の最低賃金が 1,000 円未満の中小企業・小規模事業者において、
正社員のみならず、アルバイトやパートタイマー等に対しても、
国が定めた最低賃金額以上の賃金を会社は支払わねばなりません。
地域別最低賃金額以上の賃金額を支払わないことに対しては、
50万円以下の罰金が定められているため注意が必要です。

生産性向上のための設備投資やサービスの利用などを行い、
事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合には、
その設備投資などにかかった費用の一部を助成する「業務改善助成金」という制度があります。
下記リンク先を確認し、活用を検討するのもよいでしょう。
http://www.mhlw.go.jp/gyomukaizen/

※秋の異動に向けて、転勤等の場面が発生するかもしれません。
異動や転勤のほか、出向、組織再編をめぐる留意点を網羅した書籍がちょうど発行されましたので、
この本で一度、確認をしておくとよいでしょう。
『異動・出向・組織再編 適正な対応と実務』（Amazonの該当ページへ、ひとっ飛び）